Lua5.2からLua5.3への主な変更点

リファレンス

目玉となる変更点

bit32

Lua 5.2にて追加された bit32ライブラリは廃止された。Lua 5.3ではビット演算子が採用された。

整数型の導入

これまでLuaの数値はデフォルトだと全て「double型」でしたが、「int型」と「double型」に分かれました。
小数点が付いたものはdouble型、小数点が付かないものはint型となった。

これに伴い、浮動小数点数を文字列に変換する際には、整数で割り切れるものでも .0が追加されるようになった。(例えば、2.0など)

通常Luaでやってる類の計算で、今回の変更の影響を受けるものは少ないと思われる。

ガベージコレクタ

  • ガベージコレクタの世代別モード

    Lua 5.2にて実験的に導入された「ガベージコレクタの世代別モード」は結局削除された。

  • collectgarbage("count")

    collectgarbage("count")の戻り値が2つあったが、1つになった。
    (最初の戻り値の小数部から2番目の戻り値を計算できます。)

ipairs

  • __ipairsのメタメソッドは無くなり、__pairsに統合された

数学ライブラリ

数学ライブラリのうち、atan2、cosh、sinh、tanh、pow、frexp、ldexp、が削除された。
math.pow(x,y) は x^y で置き換えることが出来る。

Lua Compat 53

lua-compat-53 によって、このあたりを吸収する方法を得ることができます。


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Last-modified: 2016-01-31 (日) 00:00:00