hmPython3 モジュール等のインストール

デフォルトのPythonライブラリに含まれていないモジュールのインストールについて

hmPython3のpythonにはパス等が通っていませんので、少しコツが必要です。
ここでは、ngramのインストールを通して、外部モジュールのhmPython3への追加の仕方を紹介しています。

ngramを探してくる。

pipで、サクッと探せればよいのですが、会社等、一定のセキュリティを持った企業では、
通常proxyが通っているため、pipでサクッとインストール、というわけにはいかないことがほとんどです。

通すべきproxyがわかっているのであれば、プロキシを指定することでpipコマンドにて、インストールすることも出来ますが、
ここでは、tar.gzファイルや、 Wheelファイル(.whl)をダウンロードしてきて、
ローカルでインストール
する、 という
ネット接続環境に左右されにくい、堅実な方法を採用します。

Package Indexを探す

ngramのPackage IndexのURLは

となります。

自分のバージョンにマッチする、tar.gz もしくは Wheelファイルのダウンロード

  • ビットやOSに非依存なライブラリ

    ngramは、ダウンロード対象がx86やx64で変化したりせず、
    「download」ボタンでダウンロードすればいいだけなので、それをダウンロードしましょう。

    場合によっては、OSやビット数に依存するWhlが個別に提供されている場合があります。
    その場合は、以下のように

  • 通常の秀丸エディタの場合

    hmPython3 x86 版は、Python3.9.10ですので、

    対象のPackageは

    • ***-cp39-none-win32.whl

    がダウンロード対象となります。

  • 秀丸エディタ 64bit版 を特別に使ってる人の場合

    もしも、秀丸エディタ 64bit版を使っているなら、hmPython3 x64 版で、Python3.9.10となりますので、
    対象のnumpyのPackageは

    • ***-cp39-none-win_amd64.whl

    がダウンロード対象となります。

PythonDev.batのバッチファイルが用意されている

hmPython3には秀丸フォルダのサブディレクトリの「HmPython3」フォルダ内に、
「PythonDev.bat」が用意されており、これを利用することで、
「パスが通っていないPythonに一時的にパスを通し、少し楽にコマンドを打つことが出来るようになっています」

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直接「pip.exe」を使うのではなく、python -m経由で使う必要あり

他の正規インストールをしたPythonが存在すると、「pip」コマンドを直接使うと、
そちらのPythonへとインストールされてしまいます。

これを避けるには、以下のように「python -m」を先頭につけて、
どのPythonへとインストールするのかを明示するコマンドを入力しましょう。

PythonDev.bat実行の中でのコマンド
python -m pip install ngram-4.0.3.tar.gz
        

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動作確認

TestNumPy.mac
#DLL = loaddll( hidemarudir + @"\hmPython3.dll" );

#r = dllfuncw( #DLL, "DoString", "import testnumpy");

freedll( #DLL );
testnumpy.py
from hmPython import hm

import ngram

G = ngram.NGram(['joe','joseph','jon','john','sally'])
hm.debuginfo( G.search("joseph") )