社内ネットワークなどでproxyがある場合

概要

前節ではhmPythonへのライブラリへのインストールを、
マニュアルにて行う方法を紹介しました。

マニュアルでの設定方法を紹介した理由は、
社内ネットワークなどは、一般的にはインターネット接続はproxyが必要であり、
デフォルト状態のpythonでは、ネット接続を利用出来ないためです。

しかし、逆に言えば、もしproxyのIPがわかるのであれば、
そのIP番号をpythonが利用する環境変数として設定しておくことで、
python自体を、会社が提供するproxy経由のネット接続機能に便乗させることが出来ます。

プロキシのIPを調べる楽なツール

秀丸ネットモニター

せっかくの秀丸エディタですので、サイトー企画さんが出している
「秀丸ネットモニター」を使って、ご自身のPCのプロキシのIPを確認してみましょう。

秀丸ネットモニター

社外へと繋がるブラウザ(IEやChromeなど)を起動したり閉じたりすると、
「秀丸ネットモニター」に項目が、「増えたり減ったりする」ハズですので、
その項目の詳細を表示すれば、IPをみることが出来るハズです。

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秀丸ネットモニターを使うことで、 プロキシが使用されていれば、
「接続先のIPアドレス」の部分に「プロキシのIP」
が表示されます。
プロキシのIPがわかってしまえば、Pythonだけでなく、
node.jsなどでも、このIPアドレスを経由することで、
ライブラリも簡単にインストール可能となります。

環境変数「HTTP_PROXY」と「HTTPS_PROXY」にその値を設定

「Windowsのシステムの環境変数」(あるいはWindowsの「ユーザー環境変数」)に
「HTTP_PROXY」や「HTTPS_PROXY」という項目を作成し、
先ほどのIPを設定すれば、pythonからネットワークに接続するライブラリ全てで、
そのproxyを経由してくれます。

(下図の44.33.55.99の部分を、秀丸ネットモニターに表示されていたIPにする)

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