最終更新日 2024-09-25

番外 ~.NET Framework 4.8 と .NET5 を意識した記述~

概要

2020年11月に、.NET5がマイクロソフトからリリースされました。
.NET5 は .NET Framework 4.8と .NET Core 3.1 を 統合する新バージョンです。

秀丸エディタはあくまでもWindowsのみで動作するエディタですから、
秀丸の拡張機能を作るという点に絞れば、
Windows/Linux/MasOSとOSを跨いでバイナリが動作することをメリットとする「.NET5」を利用しても、
その恩恵を受けられない
といえます。

また、hm.NET も動作するのはあくまでも.NET Framework4系のアセンブリファイルのみです。

しかしながら、今後世に出てくるライブラリは「.NET5」「.NET6」を動作対象とするものへと徐々に移行していくことは確実です。
事実1つ前の.NET3.5で利用できるライブラリは非常に少なくなりました。

このため、今後は、.NET Framework4.8を動作対象としつつも、.NET5と同じ記述の範囲で制作しておくことは
長い目で息の長いソースとなることが期待できるでしょう。

ここでは、Visual Studio 2019以降において、.NET Framework4.8 と .NET5 の両方で統一したソースとなるプロジェクトを作る方法を示します。

.NET Framework4.8と.NET5のマルチターゲットにするプロジェクト