これまでの解説では、秀丸マクロとのやりとりの数値型の部分は「IntPtr」型を利用してきました。
Visual Studio 2019 の version 16.8 以降では、C#9.0が利用でき、
「32bit版だと数値が32bit」「64bit版だと数値が64bit」という目的のための「nint」という新たな型が用意されています。
.NET Frameworkでは、たとえ 4.8を選択したとしても、デフォルトではC#7.3が割り当てられます。
このため、C#9.0を利用するためには、.csprj ファイルをテキストエディターで開いて以下のように書き換えてやる必要があります。
もしくは
IntPtrの代わりにnintを用いることで、数値関連のキャストを大幅にカットすることが出来、見通しがよくなります。
nintは2020年11月にC#9.0として加わった機能であるため、まだ認知度は低いです。
このため、以降の解説でも基本的にはIntPtrでの解説となっていますが、
nintが使えるという方は積極的に利用し、ソースをすっきりとさせることをお勧めします。
但し、対象の数値がポインターやハンドル目的で利用する場合、nintよりもIntPtrと記載した方が意味をとらえやすいでしょう。