最終更新日 2024-09-25

他のバージョンのPythonを使えるようにする

対象は「標準のWindows用として配布されているPython」もしくは「Active Python」

Windowsにおいて利用されているPythonのほとんどは、
このどちらかでしょうから、この2つをターゲットとしています。

バージョン3.6以上であれば、 hmPython3をその「python用に再コンパイル」することで、
該当のpythonを秀丸エディタの組み込み言語にすることが出来ます。
(ソースを編集する必要性はありません)

この他のPythonもいけるかもしれませんが、
後述するコンパイルが可能かどうか未確認です。

Visual Studio 2017以上で再コンパイルする必要がある

hmPython3をあなたが利用しているPythonインタプリタ用に変更するためには、
Visual Studioで再コンパイルする必要があります。

hmPython3はC++でもかなり最新で高度なのテンプレート機能が使われているため、
Visual Studio 2017以上が必要です。

ビット数を合わせること

あなたがお使いになっている「秀丸」と、Pythonが同じ「bit数」である必要があります。
最も多く利用されている秀丸は「32bit版」ですので、Pythonも32bitである必要があります。

もしもあなたが特別に「秀丸64bit版」を使っているならば、Pythonも64bit版である必要があります。

Pythonのバージョンが3.6以上であること

ソースを全く変更することなくコンパイル可能な範囲は、Python3.6以上です。

3.6未満であったとしても、Python3.5以上であれば、数行のソース編集行でいけるかと思います。

コンパイルする際の設定変更箇所

python39.dllを、秀丸本体のディレクトリにコピー

利用の対象となるPythonフォルダにある.dll(python37.dll、python38.dll、python39.dll)といったようにPythonのバージョンでファイル名が変化)を
秀丸本体のディレクトリにコピーしてください。 (hidemaru.exeやhmPython3.dllがあるディレクトリ)

hmPython.dllを「プロパティ」から見れば、どの名前のdllが必要だ、ということはわかります。
例えば、下記の例であれば、python36.dllが必要だということがわかります。

対象のpythonの場所をxmlに記述し、秀丸のディレクトリに入れておく

hmPython3に同封されているpython以外のpythonを利用する際には、
そのpythonがどこにあるのかをxmlに記述します。

詳細は、hmPython3.xmlでpythonのディレクトリ変更を参照してください。