Azure と PeachPie を利用したPHP

秀丸とは直接関係がありませんが、Visual Studio Codeではなく、Visual Studioで.phpサイトを管理したい場合
PeachPieを利用することもひとつの手段です。

ここでは、Azureの「無料枠」を利用して、PeachPieを利用して.phpをwebへと公開する方法が紹介されています。

Visual Studio から PHP構成のサイトを、「.NET5 Windows」設定の Azure へと発行

「構成物としてはPHP」のサイトでありながら、「.NET5 WindowsのFreeサーバー」で、
「Visual Studioから発行する形」で運営したい場合、
ややマイナーな仕組みではありますが「PeachPie」を利用するのが良いかもしれません。

「PeachPie」をVisual Studioの拡張セットとしてインストール

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メニューの「拡張機能の管理」から

「PeachPie」の「ASP.NET Core Web App」を選択

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2021年9月現在では、PeachPieのWebアプリは.NET5

デフォルトの構成

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デフォルトの構成

下の例でいうと「Web2」と「wwwroot」は同じディレクトリだと考える

下の例でいうと、「Web2」と「wwwroot」は同じディレクトリであると考えます。
その上で、「.php」は「Web2」の方に、それ以外は「wwwroot」の方に入れます。

同じディレクトリ想定なのに、.php だけ「Web2」の方に入れる理由は、
「PeachPie」では「.php」はそのままは利用されず、.dllへとコンパイルされて
その場所に該当の.phpは存在しないのに、まるで存在するかのように振る舞う
からです。

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「Web2」と「wwwroot」は同じディレクトリと考える

ソースを編集してみる

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「Web2」と「wwwroot」は同じディレクトリと考え、編集

IISでローカルサーバーで確認してみる

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例としてBlazor Server アプリ

Web.Serverの方を発行する

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Web2.Serverの方を発行する。

Azureを選択

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例としてBlazor Server アプリ

Windowsを選択

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例としてBlazor Server アプリ

App Server のリソースを事前に用意していないならば、新規に作成

事前に.NET5でWindowsのFreeスペースで使っていない場所があるならば、そこを再利用してもよいでしょう。

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例としてBlazor Server アプリ
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例としてBlazor Server アプリ

発行

これでWeb上へと公開されました。

発行した後、「世界で初めて該当URLへとアクセスする人(おそらくWeb作者自身)」だけは、
コンパイルが走るため、かなり遅い表示となりますが、
それ以降はむしろphpより速くなる傾向があります。