最終更新日 2024-06-21

入門編 ~秀丸マクロを改めて実行(メソッド編)~

概要

さて、前節ではHm.Macro.Exec.Eval(...)を使った文字列での実行をしました。

これまでの秀丸の様々なメソッドの半数ほどは、「秀丸マクロ実行中のみ実行可能」というものが散見されたはずです

すなわち、一般的には「非同期中」は「秀丸マクロ実行中ではない」ため、

このため、Hm.Macro.Exec.Eval(...)のマクロへと値を伝達しようとしても、「マクロ実行中ではない」ため、Hm.Macro.Var などが利用できず、
値を伝搬するのも難しいという状況になります。

この問題を一気に解決するのが、「Hm.Macro.Exec.Method(...)」です。

Hm.Macro.Exec.Method(...)は、指定のC#メソッドを「改めて新規の秀丸マクロ実行中」にしつつ呼び出せ、
という命令となります。

秀丸マクロを改めて実行

マクロを実行していない時にのみ、実行することが出来ます。

Hm.Macro.Exec.Method(string message_parameter, Delegate delegate_method)

呼び出せるメソッドは

public static IntPtr your_method(string message_parameter)

の形です。

Methodの別の指定の方法

関数のdelegateではなく、次のように文字列ベースで「dll」や「クラス」や「メソッド名」を指定してもかまいません。
これはちょうど、秀丸マクロでhm.NETを使う際の「CallMethod」と似た引数だと気づくことでしょう。
通常は、別の.dllを指定するような場合、あるいは、何か「動的」で事前にはdelegateオブジェクトでは指定しにくい場合に利用できるかもしれません。
ただし一般的には、1番目で解説したDelegateを使った引数の方が「型チェック」や「存在チェック」が明白であるため、適しています。

Hm.Macro.Exec.Method(string message_parameter, string dllfullpath, string typefullname, string methodname)