最終更新日 2024-09-25
hmV8が持つ特別な関数一覧
ここでは、hmJSとの差分だけ記載します。
ヒアドキュメント用の関数「R」
hmJSに特別に追加されている「R」という関数はヒアドキュメントのリテラル文字列そのまま、に相当近い機能です。
一方、ECMAScript6には、「テンプレートリテラル」がありますが、2つは少し役割が異なりますので、
気を付けて使い分けて下さい。
また、String.raw` ***ここに秀丸マクロ `; もある程度はうまくいきますが、文字中に「\が」出現すると、意図せぬ変換をしやすいため注意してください。
#JS = loaddll( hidemarudir + @"\hmV8.dll" );
#_ = dllfuncw( #JS, "DoString", R"JS(
var str = R( f => { /*
あいうえお
かきくけこ
\n\n
*/ } ); // /*~*/が「書いたままの文字列である」ヒアドキュメント化される。
hm.debuginfo(str)
hm.Macro.Var['$str'] = str; // 秀丸マクロの方に伝達
)JS"
);
message($str);
freedll( #JS );
hm.Macro.Eval(..)
こちらも、同様です。
「ソースコードとして書いてある通りに実行する」という意味では、
やはりhmJSの方のサンプルと同じ書き方の方が良いと思われます。
秀丸マクロの変数の読み書き ~hmJSとは別の記述方法~
hmJSの書き方だけではなく、hmV8では、「hmPy/hmRb/hmPS/hmPython」と同じように["..."]による、「より自然な記述法」も提供しています。
-
hm.Macro.Var['変数名']
対象の「秀丸マクロ」としてのシンボル名に対応する値を取得する。
-
hm.Macro.Var['変数名'] = 新たな値
対象の「秀丸マクロ」としてのシンボル名に、新たな値を設定する。
(読み取り専用の値には設定出来ません)
#JS = loaddll( hidemarudir + @"\hmV8.dll" );
#_ = dllfuncw( #JS, "DoString", R"JS(
// 秀丸マクロの「#aaa」という変数に3を設定。
hm.Macro.Var['#aaa'] = 3;
// 秀丸マクロの「$bbb」という変数に「あいうえお」を設定。
hm.Macro.Var['$bbb'] ="あいうえお。";
// 秀丸マクロとして一連の文字列を実行
hm.Macro.Eval( f => {
/*
message($bbb);
$$message = $bbb + $bbb;
message($$message);
// 原始的な秀丸マクロを使ったアウトプット枠へ出力
#OP = loaddll("HmOutputPane.dll");
#ret = dllfunc(#OP, "Output",hidemaruhandle(0), $$message);
freedll(#OP);
*/
} );
// アウトプット枠へと出力
hm.OutputPane.Output( hm.Macro.Var['$bbb'] );
hm.OutputPane.Output( hm.Macro.Var['filename'] + "\r\n");
var hmdate = hm.Macro.Var['date'];
hm.OutputPane.Output( hmdate + "\r\n");
)JS"
);
freedll( #JS );